0822-0831
2019年 09月 20日
こんにちは!莉沙です。今年の8月22日から山村塾でのワークキャンプリーダーとして活動しています。このワークキャンプでは、アートと農業を融合させた”芸農”の発表を行うために、日々農作業や芸農の理解を深めるための芸術活動に取り組んでいます。今回は、ここに来てから最初の十日間の活動の様子を紹介します。
最初の週に行ったワークは、棚田の電線張り、草刈機のレクチャーと実践、草刈機の手入れと山羊の餌の準備です。悪天候がずっと続いたなかでの作業でしたが、一つでも多くのことを学ぼうと一生懸命頑張りました。
ワークの後は、三日間のプログラム「奥八女芸農学校」がありました。農業とは何か、アートとは何か、この二つの関係性とは何かを考えるプログラムです。私がこのプログラムで印象に残っている活動が二つあります。
一つ目は薬品を塗った紙に投影させたいものを置き、露光して青写真を作る「サヤノタイプ(Cyanotype)」です。このサヤノタイプは日光に当てることでよりはっきりした美しい青色が浮かび上がります。前日は芸農学校の一般参加者が参加できなくなる程の大雨で、午前中の棚田の水路の修復作業の時も曇っていたというのに、このサヤノタイプの製作中だけは快晴でした。雲間から日の光が差し込むたびにみんなで大喜びしながら作品を作ったのは、とても良い思い出です。投影させるために紙に置くものも、当日山で採取した植物、工場の工具、うちわや鍵、土など色々な物が使われていて、とても面白かったです。
二つ目は踊りの振り付け作りです。えがおの森からえんがわまで散歩して、その道中で思い出した昔の記憶を元に振り付けになりそうな動作を引き出し、八女の茶摘み歌に振り付けするというワークでした。振り付けの元になる動作はたくさんあるのに、なかなかしっくり来るものが作れず、みんなであれこれ言いながら作りました。盆踊りのような振り付けなので動き自体はゆっくりなのですが、意外と体力を使いました。
この三日間の芸農学校での活動はとても楽しかったのですが、私は今農業とアートの関係性がいまいち掴め切れずにいます。残りの滞在期間で両方の理解をより深めて、自分なりに答えを見つけていきたいです。(莉沙)