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えがおの森メンバーの活動ブログ in 山村塾 Int'l volunteers in Egaonomori, Kurogi by Sansonjuku

山村塾国際ボランティア・えがおの森メンバーの活動ブログです。This is the blog of Int'l volunteers in Egaonomorim Kurogi by Sansonjuku.

薪ボイラーの流儀

薪ボイラーの流儀_f0187336_13583624.jpg
先日、観光で来たとの事で新しい方がこのえがおの森にいらっしゃいました。建物内はスタッフの方が案内していたようですが、自分は玄関先のヤギ達と薪ボイラーの案内をさせて頂きました。
ヤギの扱いも薪ボイラーの使い方もようやく何となくわかってきたようなので、今回は薪ボイラーの使い方を自分なりに解説していこうかと思います。
薪ボイラーの流儀_f0187336_13583687.jpg

簡素に図解すると以上のような図となりますが、根拠として、
まず前提として、薪に火をつけるにはかなり長い間強い火を当て続ける必要があります。そのために
・長く火が燃え続ける
・風通しが良い(空気がより多く入る余地がある)
構造を薪の下に作る必要があります。
上図ではまず
・火が灯りやすい杉の葉を一番最初に燃やす
・ライターの火より強く燃えるその火でほかの燃えさしを炙って燃やす
・その次に燃える細かい木材の火(比較的長く燃え、風に煽られても消えづらい)で本命の木材に火を通す
という流れになるよう配置を考える(先に燃やすものを下に配置する)必要があります。
次に、火がつきやすいものは火が消えやすく、風に煽られるとすぐ消えるので、ライターからつけたばかりの火が風に煽られないよう配置する必要がある、ということがあります。この配置では、 燃えさしの上に枝を置くことで風が分散するようにしてありますが、これに加えて火をつけた直後にボイラーの蓋を閉めて風を防いだりもします。火が中で燃え続けているかどうかは上の煙突を見れば分かるのですが、写真のように程よい量の煙が出るのがベストです。
薪ボイラーの流儀_f0187336_13583680.jpg
白い煙が大量に出ているような場合は逆に火がつかず燻っているだけの可能性もあります。
日頃のワークの後の、その日の湯加減を決める大事な作業なので、これを参考に今後のワークキャンプ参加者がスムーズにボイラーを使いこなしていただけると幸いです。
現在鰐八に所在しているヤギの『チャコ』のイラストを置いて終わりとします。
薪ボイラーの流儀_f0187336_13583648.jpg
最初に投稿したイラストのモデル『あお』の母親ですが、あおよりも毛艶が良く若々しいのが印象的です。鰐八で自由に草をはんで肥えたからだを地面に擦り付けている姿が面白かったので描かせていただきました。






by egaonomori | 2021-09-25 14:01 | 芸農WC Art-agri WC

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